躁うつのオフ会についての一般的考察(やや長文)

 下で、あるオフ会の告知めいたものをしたが、大規模だとは知っているが、私は今後も東京まで行って参加しないと思っている。また、この会以外で有名な先生を迎えての当事者会(オフ会)が6月にあるが、こちらも申し込んでいない。その理由は以下の通りである。

1)当初(2000年前後)はネット人口も少なく情報も少なかったが、現在は相対的に情報も増えて、同病者の存在をイメージできるようになったこと。
2)躁うつ病者の「社会的な属性」(職業形態・地位、家庭事情)は他の精神疾患と異なり非常に幅広いと考えられること。つまり最大公約数はあるにはあって、それ自体は貴重なものであるが、より自分と属性の似通った人が少ないのではないかと言うこと。
3)最近考えているが、敢えて分類したI型II型による症状のコントロールの違い(服薬・生活環境)があるが、意外とII型については個別的な印象を持っていること。

 そもそもオフ会あるいは当事者会の必要性は果たしてあるのか?私は同病者を知る意味でも今まであると考えていた。そして持続して組織的に体系的にやれればいいなと傍観者的に考えていた。しかし大前提として上記の組織員の属性のばらつきがどうしても気になってきだした。

 私が求めるものは、休職後元の職場に戻って、仕事のやり方は修正しつつ働き続けている人の持つ知恵やアドバイスである。生の声をほとんど得ることが出来ない。もしかしたらそれは努力よりも偶然の要素が大きいのかも知れない。そんなことも含めて知りたいと思う。

 行きもしないのにこんなこと言っているのには訳があって、私の求めるようなアドバイザーは、皆無ではないだろうがあまり多くはオフ会・当事者会には来ないだろうということである。
 なぜなら私自身が安定して来たら足が遠のき、当事者意識が薄れて、行かないだろうと思うからである。