控えめな携帯電話

 今日、電車に乗りこんで空いている席につくと、隣に座っている30代と思われる女性が電話中だった。驚くことに発車してからもずっと切ろうとしなかった。

 最初「マナー悪いな」と思っていたが、だんだんと件の話し声が耳障りでないことに気づいた。結局彼女は降りるまでずっと話しっぱなしだったのだが(当然今話す必要のないくだらない内容)降りてからも、嫌悪感はそんなに残らず不思議だった。

 そこで気づいたのが、彼女は「控えめ」だったということである。周りに迷惑をかけるほどではない程度のトーン、限りなく対面会話に近い自然体を身に付けていたのだろう。多分努力などせずに・・・。



 また、帰りの電車では今度は学生が中国語の発音の確認を携帯電話でしていた。「ツォ」とか何度も相手に聞かせているが、どう見てもアホやと思った。何か珍しい体験をした1日だった。