敬老の日か・・・

 17日は敬老の日だ。私は「いつまでも元気で長生きしてね」というフレーズをここ何年か使っていない。

 祖母は今年101歳だ。骨を折って老健施設に入っているが、内臓疾患なし。耳は少し遠いが、行動・認知とも未だに「しっかりもの」だ。全く他意はないが丙午だ。私が子どもの頃既に70代だ!全然変わっていない。何と普通選挙法(1925年制定)のころ19歳なのだ。終戦時39歳だ!

 その姑の洗濯物やらの世話をしている母は74歳だ。この状況で「いつまでも元気で長生きしてね」って、もう十分してるがな!、はっきり言うて。あまりに空しいかつ、ふさわしくないフレーズやと思って今は使うのを控えている。
 このフレーズはもともと、寿命が短かった頃のいわば願いや望みだったのだろう。孫の成長をつぶさに見ながら老いていく。健康を維持しつつ老いた親がそうあって欲しいと願ったことから来ていると思っている。

 いつまでも元気で長生きすること。それは理想だが、実際にみんながみんなそうなったら大変やで、しかし。

 関係ないけど「お見舞い(といってもどこも悪くないが)」に行ったとき、祖母に実の弟(95歳で元気)と間違われた(笑)←たまにあるのだ。それ以来私は60際前後の退職間近の人たちと話していても全然臆することがなくなった。何しろ自分の息子ぐらいの年齢なのだから。早い話が、まだまだヒヨコや。