またあの曲を耳にする季節がやってきた。
帰りの電車に座っていると、向こうの方から歌を歌いながらやってくるサラリーマンがいた。片手にはビール(発泡酒)を握りつつ、あの歌を歌っているのだ。
♪きっと君は来ない〜、一人きりのクリスマスイブ〜 Hou hou〜♪だ。空いた車両ゆえに、聞こえないふりをするのが死ぬほど辛かった。
いったい何やねん!どうしたんや?と突っ込みたい気分でいっぱいだったが、夕方5時というラッシュ手前の時間帯に、著しい場違い感を作り出しているぐらいだから、何かあったのは間違いない。そっと自分の世界に浸らせてあげるのが大人のマナーと自分に言いきかせた。
しかし、歌詞は完全に覚えていないようで件のサビのあとは何となくフェイドアウトしたので、更に痛い状況になったことも書き添えておきたい。