「わるいやつら」

わるいやつら(上) (新潮文庫)

わるいやつら(上) (新潮文庫)

 昭和30年代の作品であるが生々しい欲望については今でも通用するなと、飽きることなく読み切れた。
 主人公の病院長が病院経営をほったらかして女にうつつを抜かし、完全犯罪を目指すストーリーだが、下巻途中あたりからの展開には驚いた。それまではだらだらと愛欲を描いていたのが急に目を覚まさせられるかのように(それだけ主人公の気持ちに入り込んでいたと言うことか・・・)想定外の出来事が降りかかる。

 松本清張フェアと思って買ったのだがいまいち体調も良くなかったので来れきりになりそうです。

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