人体実験の夜
昨日は診察を受けた。このところ毎週だが別に行ったからといって症状が良くなる訳ではない。ただ、ガス抜きになると思っていろいろ話してくるのだ。
疲れやすいこと。気分と疲れとはまた別であることを説明した。軽いうつであるから抗うつ剤を出す訳にはいかんねえということ。そして、結局は自然回復を待つしかないなということに落ちついた。
その後、2,3日前から頭の中で考えていたことをぶつけてみた。
■全体として見ると、明確な発症から現在までの間、一度も安定した時期がない(大半はうつ病相)ということ。
■躁とうつのサイクルが早いrapid cyclerであり、現在の治療を見直ししてもいいのではないか。
Drは現在のリチウム、デパケンで安定というコースを描いているようである。しかし、躁病相の時にカルバマゼピン(テグレトール=CBZ)を入れる選択肢を提示したこともある。私はその時の "気分" ではイヤだと思ったのであるが、主剤としてCBZを使うというのもrapid対策としては必要かも知れないと今は思っている。また甲状腺ホルモン投与についてもしつこく迫ったが、「あまり使わない」という反応(ああっ!力が抜ける)であった。
結局、現在の病相時にCBZは関係ないとのことで(自然回復)今議論することではないと言うことになった(あたりまえだが)。途中、私の越権行為的な発言にさすがに不快そうな顔をしていたDrも最後は「まあ、試したいというのであれば構わないです。いいですよ。」ということでボールを返されてしまった。私は「人体実験はチョットいやですねえ」と笑いながら退室したのであった。
追伸:結局CBZを入れるとなると3剤併用でいくことになるらしい!そしてもう一度長い経過を見ていかないといけないですと言われた。
3剤併用に加え例えば、軽うつ及びrapid対策で甲状腺ホルモンを入れれば一応「満足」ではあるが、果たしてそれだけ多剤を入れるほどに「難治」又は「重症」なのだろうか?普通に生活できてるやんと言われそうですが・・・。
単に無い物ねだりなのだろうか?と思ってしまった夜でした。