「双極性障害」

双極性障害―躁うつ病への対処と治療 (ちくま新書)

　久々に病気関係の本を読んだ。って言うか、気にはなっていたけどそれ以上に読む気にならんかった状態が続いていたというわけである。
　まあ病気を気にしないのは良いことと思っていたけど、ひょんなことから借りてみようと思って図書館を検索したらあったので予約を入れたのだった。

　読んでみると、予想通りよくまとまった良書であった。概説の部分は特に読みやすかった（まあ予備知識があるので当然だが）。後半にある最新の研究の紹介のところもくどくなく、さらっと読めた。
　新書では某春日武彦氏が出してはいたがこの本の冒頭にも書かれていたが、正面から躁うつ病を扱った新書はなかったとのことで、こういう積み重ねで市民権を得ることになるんじゃないかと思ったりした次第です。